ジムカーナと障害の魅力
三木基司
障害飛越の魅力は…初めての経験が鮮明に記憶に残っています。
50年近く前、もちろん明石乗馬協会はありませんでした。わたしの父は乗馬普及のため加古川の乗馬クラブを間借りし乗馬教室を行っていました。
父の指導の下、ようやく駈歩ができ始めたころ(もちろん圧倒的に乗りやすいよくできた馬でしたが)…父が声をかけてきました。
「基司、障害飛んでみるか?」駈歩だけでも充分面白かったのですが…ことわる勇気もなく、「はぁ、」とカラ返事をしました。
するとそこに寝かせてあったドラム缶を飛べと言うのです。
「えーっ!」絶句しましたが言われた通り駈歩で向かうと馬がドラム缶を認識した瞬間、ターボのように加速していくではありませんか。
気が付いたらアッと言う間に飛んでいました。
その加速感と躍動感がとてつもなく面白く…病みつきになってしまい何回もドラム缶を飛んでいました。
「おーい、もうそのくらいでやめてやれよ。」父に言われるまで、何かに憑かれたように飛び続けていました。
あんなにわくわくした経験はありませんでした。また父親の乗馬技術の高さ、懐の深さを感じ、尊敬せずにはいられませんでした。
そのあたりが…わたしの感じる、想う「障害の魅力」です。
千古七瀬
なかなか難しいお題です。
「障害」と限定しての魅力となると、「馬場」との違いはなんなのか…ということになります。
イメージ的には「馬場」は“パートナーである馬の調教の度合いを競う競技”だと思います。
それに対して「障害」ですが、障害に対して走る速度・向かうライン・踏み切る位置を乗り手が決めて、それを馬が信頼して従ってくれ良い飛越を生むというのが理想なので、馬が人の誘導を信頼することと、信頼される技術を人が持つことが大事で、“パートナーとの信頼関係を競う競技”なのかなと思います。自分自身も競技にでる馬に対して、馬の信頼に足る自分の状態でなければ、走行の内容と結果に不安がありますし、逆にそれに自信があれば、淀みなくコースを駆け抜けれます。
障害を目指す皆様、馬に信頼される乗り役になるよう、共に練習していきましょう!
溝口豊
競技会 ジムカーナー 障害など スタートしたらゴールまで無事に辿り着く事が目標です。
より早く正確にが求められる競技と正確に基準タイムに近い方が勝ちされる競技など、いろんなルールが有るなかで楽しみます。
20年前は、正確にゴールできれば勝てていた頃もありますが、今は馬の能力や乗手の技術が上がっています。
なかなか勝つ負けも接戦となっているように思います。
本宮範子
ジムカーナは速歩が単独でできれば、誰でも気軽にできるのが魅力です♪
誰かと競うということでなくても、自分でどれだけ誘導できるか?を、遊びながら試してみてはどうでしょう(^^♪
ホースフェスティバル=運動会的なイメージです。
「人に見られるのが…」という方が結構いらっしゃるのですが、その意見にはちょっと疑問?? こういってはなんですが、毎回のレッスンで結構見られていますので同じだと思います(笑)
ジムカーナも障害も、馬場もそうですが、決められたコースを完走する!ことも達成感につながると思います(^^♪
岩島清志
ジムカーナという競技は、ググると分かると思うのですが、モータースポーツの方がメジャー(でもマイナー)な競技です。
車のハンドリングやアクセルワークの練習のために行うもので、私も若いころ遊びでやってました。
ルールや目的はモータースポーツと同じで、楽しみながら誘導や推進、そしてブレーキの技術が競われます。
馬を始めたばかりの人でも安全にできることも魅力の一つです。
障害馬術は、ジムカーナの技術にプラス飛越技術が必要になるので、人だけではなく馬の飛ぶ能力ま試されます。
障害の魅力はスピード、躍動、一体感そして達成感が最も感じられるものだと思います。
宮川ゆりか
ジムカーナも障害も、どちらも迫力があって魅力的ですが、どちらもただただ走り抜けるだけでは勝てません!
コースの下見でどこで勝ちにいくかよーく考えて、しっかり作戦を練って作戦勝ちして下さい♪
菊澤大助
ジムカーナに限らずですが、競技会はつい全力でやっちゃうのが楽しいですね!
それだけ魅力的なのでしょうが、全力で行くとたいてい失敗します。
特に馬とのスポーツですから相手のコンディションその他を理解することが絶対条件ですからね。
練習で自分たちが100%できることをする。無茶な冒険や賭けはしない。
と、わかっていながら「いけーっ!」とやっちゃう菊澤です。
性格が競技向けではないのでしょうが、成績なんか気にしません!
競技会!大好きです!!
三木翔一朗
ジムカーナと障害は「動」の競技です。
障害物を落とさない。コースを間違えない。タイムが近い。またはタイムが早いが勝ち。
とルールがとてもシンプルで分かりやすいのが魅力です。
特にタイムレースだとみんな走るので、観ていてスリルと興奮があるのも良いですね。
対照的に・・・
部班と馬場は「静」の競技だと思います。
馬の動き方や、乗り手の姿勢。図形の正確さ。調和などを審判が採点をします。
要するに「人馬の美しさ」を競うので、人間のフィギィアスケートのように見ている感じです。
それぞれ違う面白さがあるので、競技会に出場されない方もぜひぜひ観覧に来てください。
HFの障害は来週の3月21日(木)。
馬場は5月3日(金)となっております。
ぜひ!!
小出謙介
乗馬の競技会というと、ちょっと大変そう…とか、難しそう…というイメージを持たれている方も多いと思いますが、ジムカーナ競技は馬と一緒にゲームを楽しむと思ってください。
かしこまった服装も必要ありませんし、特別なテクニックも必要ありませんので気軽にチャレンジしてください!
気軽に参加できるのがジムカーナの魅力です。障害飛越はまず人馬のダイナミックな動きや、選手同士の駆け引きが魅力です!
これはもう、3月21日のARAHFで実際にご覧ください!(笑)
小林あすか
ジムカーナは、決まったコースを早く正確にまわる!というのは普段のレッスンではまずないと思います!
自分で馬を誘導しながらゴールを目指すところが面白いです!
いかに早く、どんなルートを通るかなど作戦を練るところから面白いですね!
障害の魅力。まだまだかじっている程度なので語れるくらいではありませんが、障害に向かっている時にいいスピードでまわれそのまま上手く飛べた時はもう凄く気
持ちがいいです!
まだまだありますが、これはやっぱり体験してみないとわからない面白さだと思います!