乗ってみたい馬の種類

三木基司

「乗ってみたい馬の種類」は「50アラブ」です。

昔(50年前)は明石乗馬協会でも馬はほとんどアングロアラブでした。 これには理由があります。昔の馬の仲買さんは地方競馬関係者と取引していたのでアングロアラブが流通していたんだと思います。わたしがお世話になった名馬ピーターパンや陽統もアングロアラブでした。
当時、サラブレッドはなかなか流通しておらず、「純サラ」と呼んで有難がっていました。三木康敬さんは自分のお父さんが所有していた競走馬「ロードペーサー」を乗馬に転用して調教、最後は栃木国体にも出場しましたが「純サラ」ブランドに憧れと羨ましさを感じていました。
ちょうどその時期に父の人脈で中央競馬会、伊藤厩舎3歳の「浜の王者」がもらえることになり大喜びで栗東まで取りにいきました。園田や姫路の地方競馬の馬と違い、中央の馬はやはり素晴らしく…あの時の感動は今も鮮明です。どうすごいかというと…大きな馬でしたがバランスが良くスマートで…骨格もよかったです。皮膚はうすく、皮下脂肪の少なさをうかがわせました。体調が良いせいか毛も短かく…毛艶(けづや)抜群で…もうピカピカでした。蹄がまた最高でハマグリのような真ん丸の良い形をしていました。一応、屈腱炎(エビ)で引退という事でしたが…ほとんど気にならない位すっきりしたきれいな4肢でした。
結局この馬は、活躍し杉谷昌保さんが種馬として欲しがるくらいでした。
当時は、そんなわけで乗馬クラブでは国産はアングロアラブばかり、サラブレッドは希少でした。ところが地方競馬でもサラブレッドをメインにするようになり、アングロアラブは競走馬としての役目は終わったため逆に乗馬クラブの国産馬はサラブレッドばかりになりました。
明石乗馬でも最後のアングロアラブは「明羅(アキラ)」です。(森林もアングロアラブでした。)
前置きが長くなりましたが、私が馬を習い始めた1976年頃、兵庫県竜野市にあった山陽乗馬センターの代表 加藤辰吉さんは「乗馬はアラブ」という持論を持たれており戦後の日本では100%アラブ種は希少であったため、自分の乗馬クラブで50%アラブ➡いわゆる「50アラブ」の「山陽ゆずりは」を所有していました。青毛の絵にかいたような迫力のある馬でした。アラブ馬独特の鎌首でサンジョルジュ賞典馬場を踏み大障害も飛ぶ…神がかった馬でした。
圧巻は1978年6月の西日本障害馬術大会ピュイッサンス競技で三木康敬さんを鞍上に160cmまで勝ち上がっていったことです。会場は鶴見緑地乗馬苑(旧大阪乗馬協会)。雨で馬場が悪くなる中、山陽ゆずりはは、急遽 足元をクランポンに替えて臨んでいました。。150cmの高さで小畑さんの馬が落下したので、康敬さんは「小畑隆一に勝った。」と喜んでいました。
山陽ゆずりはは、障害手前15mくらいはハミを受け屈トウしているのですが大きなレンガ障害が目に入るともういけません。ぶっ飛んでいく「ゆずりは」を康敬さんは上手く乗っていました。そして首を使わず(バスキュールを使わず)そっくり返ったまま飛んでいく…現代の馬術ではありえない光景ですが、それがわたしには逆に迫力と美しさを感じていました。あれでバスキュールを使えたら180cmでも飛べたのに…160cm止まりでした。でもすごい。
そこで本日のテーマです。乗ってみたい馬の種類は…「山陽ゆずりは」みたいな「50アラブ」です。
この「山陽ゆずりは」には、後日談があります。加藤辰吉さんは種馬としても活躍した「ゆずりは」で、子供を作りました。「ゆずりはⅡ世」と名付けられたその馬は、まだ黒さが残る葦毛でしたが…首付きこそ「50アラブ」の片鱗を見せていましたが…お父さん程すごくはありませんでした。残念。
追伸
50アラブとアングロアラブは何の関係もありません。

溝口豊

乗りたい馬の種類は、まだ乗っていない日本在来種です。
道産子・木曽馬・野間馬・与那国馬は乗った事がないので、御崎馬・対州馬・トカラ馬・宮古馬に乗ってみたいです。

本宮範子

1度でいいから重種に乗ってみたい!
品種で言うと、シャイヤーに乗ってみたいです。
迫力ありそう!(笑)

岩島清志

バドワイザーのアイコンとして有名なクライズデールに乗ってみたいです。
昔、御殿場にあったアルカディアという乗馬クラブで行われたバドワイザーカップに行ったとき、巨大なアメリカ人がクライズデールに悠々と乗っている姿がカッコよかったです。

菊澤大助

前々から純血アラブ(アングロアラブとは別物ですよ)に興味があったのですが、今年の春にドバイで乗ることができました。
ディズニーのアニメによく描かれている少し小柄で鼻がきゆるリン!となっている馬です。
想像よりもずっと落ち着いていて大人しく、それでいて軽い!
印象は明石乗馬協会の馬の中ではピースをもう少し細くして大きくした感じ!?
とても楽しい思いでができました。

三木翔一朗

ばんえい競馬の馬に乗ってみたいです。
あの幅に跨ったらどんな感じか?
反動はどんな感じか?
本物を見たことがないので乗ってみたいですね。

小出謙介

この仕事を続けて今まで30年間で数えきれないほどの馬に乗ってきました。その中で20年以上前に乗ったセルフランセ種の馬の感触が忘れられません。小さい馬でしたが、勇気があってどんな障害でも向かって行ってくれる馬でした。あまり日本に輸入される事が無いので、また機会があれば純種のセルフランセの障害馬に乗りたいです。

中尾 麻美

乗ってみたい馬は重種で世界最大ともいわれるシャイヤーです。
平均的な体高は183cm、10馬力の力持ち!ってどんな乗り心地なのか興味がありますね。
背中が広すぎて、体の硬い私が乗ると股関節がやられそうですが…。

清水綾菜

種類はなんでもいいですが、オリンピックの億レベル!?兆レベル!?の値段の馬場馬に乗ってみたいです。

宮内隆佑

特に思い浮かびません。
専門学校にも、三木ホーストレックにも、乗馬協会にもたくさんの種類の馬がいたのでいろいろと恵まれている方だとは思います。
昔乗っていた馬に乗りたいと思うことはあります。
専門学校時代に乗っていた馬達はどれも若い馬が多かったので10年経った今でもどこかの乗馬クラブで頑張っていることでしょう。
いつか巡り巡って乗る機会もあるかもしれないですね。

内藤久美子

特にありません!
軽種、中間種、重種全て乗ったことがあります🐴
小6から高2までJRA阪神のスポーツ少年団に所属していたのですが、在籍期間にアラブからセルフランセ、シャイヤーまで乗せてもらいました(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)
シャイヤーに乗った時は衝撃でした。馬がデカすぎて、子ども(身長約140cm)なので脚が効かない。指導員には『脚じゃなく、すぐ鞭使え』と言われた記憶があります(笑)
ARAに就職してからは、ココちゃんやプリンなど、小さい馬にも乗りました。
それぞれにいろいろ違いがあってとても楽しいです。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。

大里あかり

シンプルに外馬に乗ってみたいです。
その中でもザンガーシャイドという種類とハノーバーという種類に乗ってみたいです。
ザンガーシャイドは全般乗りやすいというイメージがあります。ハノーバーは、少し前に馬場馬術の競技で出ている姿に一目ぼれしました。

瀬合凌大

馬の種類というよりは歴代の名馬に乗ってみたいです。
実は競馬でG1を勝ったことがある馬には何頭か乗ったことがあります。
乗ったことがあるだけでちょっとした自慢になると思うので、またがって歩くだけでもいいのでやってみたいです。
ちなみに今生きている中で1番乗ってみたいサラブレッドは(モーリス)です。

清水美花

ミニチュアホースです。絶対乗れないと分かっていますが、前から一度乗ってみたかった馬です。気性の荒いサラブレッドは怖いですが、気性の荒いミニチュアホースは可愛いだけなので笑

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