自分でビギナークラスを卒業したと思った瞬間

三木基司

「ビギナーを卒業したと思った瞬間」…それは下乗りをされなくなった時です。
わたしは1976年8月から正式に馬を習い始めました。先生は則夫さんと薫さん。馬は中障害も馬場もできる「ピーターパン」。
この馬には80cmまで障害競技の経験を積ませてもらいました。わたしが乗る時は薫さんがよく下乗りをしてくれました。
ピーターとの関係は残念ながら11月で終わります。竜野市にある山陽乗馬センターから国体出場馬「陽統」が来たからです。
「陽統」は父の馬で西日本の中障害130cmクラスで父が乗って活躍していました。
明石乗馬に来てからは主に父が教えてくれました。習い始めて1年も経たず1977年5月に杉谷RCで西日本、中障害に出場です。
さすがに父もいきなりはきついと思ったのでしょう。初日、応援に来た時に、四国から競技に来ていた青野幸一さんを呼びつけ「青ちゃん、こいつの馬、下乗りしたってくれ。」と頼んでいました。
下乗りをしてもらい、飛べても全然嬉しくなく…複雑でした。
そしてこの年の秋に、陽統で青森国体に初出場するのですが馬輸送を請け負っていたのが山陽乗馬センター代表の加藤辰吉さん。
加藤さんは自分が可愛がっていた陽統が初心者のわたしが乗るのは無理と感じたのでしょう。
福井県代表で来ていた藤田明さん(福井工大馬術部)を下乗りに指名し競技会に臨みました。
その翌年、1978年は長野県やまびこ国体に陽統で出場するのですが…この時も山陽乗馬センターの加藤さんは国体会場にいて、まだ私では無理と感じたのでしょう。兵庫県選手団の監督兼選手、関学馬術部OB石田博也さんに下乗りを頼んだのです。
さすがにこの時は自分でも少し自信があったので、かなり悔しかったです。
そして次の年、1979年は「浜の王者」と「陽統」で宮崎国体に出場し成年障害団体で優勝するのですが、さすがに加藤さんはもう何も言わなくなっていました。まさにビギナーを卒業したと思った瞬間でした。

千古七瀬

乗ることではないのですが…、担当馬「ドルス」の毛刈りが上手くできた時は「毛刈りのビギナークラス」を卒業したな!と自分で思いました(笑)
今では毛色・皮膚状態・馬の性質(おとなしいか、おとなしくないか)で刃の長さから、鎮静剤の量まで匠に調整して手早く毛刈りができます。
先日は休みの日の馬の運動が終わってから4頭刈ってやりました(笑)
毛刈りしている時ってただただ刈っていくだけなので、頭の中ではどうでもいい事を考えてしまいます。
こないだは、もし怪我して馬に乗れなくなってレッスンとかもできなくなったら、毛刈り業をしてみようかな…。
1頭、いくらやったら成り立つやろ?とか考えてしまいました(笑) 

溝口豊

ビギナーを卒業した瞬間、乗馬で言えば駈歩が出来た時ですかね。
周りの人より上手くなった時ですが、さらに上手い人の中に入るとまだまだビギナーだなと思います。

本宮範子

馬と向き合うにあたって、始めた時から今に至るまで常に悩みがあり、環境的にクラスとかレベルとか、そういった区切りがあまり存在しなかったこともあり、このお題はなかなか難しいです(+_+)
頑張って記憶をたどってみると、大学生の頃、初めて競技にでる時に駈歩発進の練習で少なくとも30回以上振り落とされた同じ馬で、2年後には学生賞典(馬場の経路)を踏んだり障害を飛んだりできるようになっていたなぁ…とか、初めて乗った時は1歩たりとも動いてくれなかった馬で、3年後の全日本学生では入賞できたんだなぁとか、思い出してみれば、何がどうなってそうなったのか?今では自分でもよく分かりませんし(笑)、その時もだから上達したとも卒業したとも全然思えませんでした。
日々夢中で何頭もの馬に乗り、ただただ目の前の課題に取り組み続けていたら、いつの間にか少しずつ馬に伝わることが増えてきたかな?というような感じで、境目ははっきりとは分からないです。

目の前の課題はいつも「基本」の中に戻るので、基本=ビギナーと捉えるなら、私は今後も永遠にビギナークラスかなと思います。
強いて言えば自分が捉えている「基本」がどんな馬にでも通用するようになったらビギナー卒業といえるかもしれませんが、今後出会う馬に通用するかどうかは分からないので、結局エンドレスビギナー!だから馬は楽しいのかなと思います。

岩島清志

ビギナーだとか卒業だとかそういう感覚はないです。
まわりからビギナーだと思われることはあるでしょうが、自分からビギナーだとは考えません。
やっているときは、いつも楽しく精一杯するだけですから、それが結果的に上手くできたりできなかったりする。
ただそれだけ。

宮川ゆりか

なかなか難しいお題ですね(^-^;
どの目線かによって、ビギナーの考え方はひとそれぞれだと思うのですが、プロとしての自分はまだまだビギナークラスだと思っています。
レッスンではビギナークラスを担当させていただいていますが、はじめて馬に触れて、馬に乗る楽しさを感じる瞬間に立ち会えていることを嬉しく思
いますここが難しいとか、あれが出来ない…など上手くいかずに悩むときもあると思いますが、レッスンの最後には何かひとつでもあれが出来るようになった!とか、おもしろかった楽しかったと思ってもらえるようなレッスンを心がけますので、ビギナークラスを卒業して、どんどんステップアップ出来るように一緒に頑張りましょう(^^♪
私自身も、プロとしてビギナーからステップアップ出来るように頑張りたいと思います!

菊澤大助

正反撞がぴったりとはまった時です。
へたくそだったので随分長い間、馬の上で跳ね続けていました。
そう、気の遠くなるくらい…。転機は突然訪れました。
1.5時間の外乗に行った最後の直線での前の馬に追いつくための速歩。その時何の予兆もなく正反撞ができたんです。
もちろん次の日にはもううまくできない状態に戻ってしまっていましたが、奇跡のような幸せを感じることができました。
今年の夏はカナダツアーに行ってきます。ご一緒にいかがですか?

三木翔一朗

色んなことに対してビギナークラスがありますが、とりあえずは馬で言うと自分で馬を良い方向に調教できた時でしょうか。
実感したのは大学馬術部の時です。
それまでは調教が出来上がっている馬に乗せてもらっていました。
それまでは自分のレベルは「馬をそこまで悪くしないで現状維持できるぐらい」という感覚でした。
大学では気難しい馬にも乗せてもらう機会があり、ただ邪魔しないで乗るだけではダメでした。
小柄なあし毛の馬で障害に対してもすごい潔癖で神経質な性格だったのをよく覚えています。
大学に入って乗り始めた時は低い障害でも拒否をすることがあり苦労しましたが、大学後半からその馬で関西制覇したり全日本学生で活躍してくれたりと頑張ってくれました。
その時の「自分は馬によっては現状維持だけでなく良くすることができる」と思えるぐらいのレベルだと感じました。
それがビギナークラスを卒業したと感じた時だったと思います。
それからも色んな体験をする機会があり自分はまだまだ「ビギナークラス」だとも感じています
私の持論では結局は何かを追求する限りは「ビギナークラス」のままだし、その方が良いと思います。

小出謙介

私がビギナーを卒業したな、と思えた瞬間は「単独で駈歩が出来るようになった時」でした。
何鞍目くらいだったか覚えてなかったのですが、単独で軽速歩をしていてある程度馬をコントロール出来るようになり、面白くてついつい馬を前に出し過ぎ、気がついたら駈歩になってしまいました。
しかし、不思議と怖くなくてついていけてました。
その時心の中で「おれもビギナー卒業だ!」なんて思っていました。

小林あすか

ビギナーを卒業したなと思う瞬間。
速歩中や駈歩中に体を動かせるようになったことです。
スピードに慣れなかった時は、体に力が入り自由に動かせなかったんですが駈歩中に脚位置を変えたり、背筋を伸ばしたり腕の力を抜いたり...
そういうことが出来た時におぉ!自分レベルが上がったんじゃないか!
と思いました!
ただ新しいことを学んでいるとその技術を自分のものに吸収できるまではまたビギナーに戻るような感じです(^_^;)
まだまだ頑張ります!


次回のお題は、三木翔一朗さんから、「花見の思い出」です。


過去のインストラクターに聞きましたはコチラからご覧下さい。




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