冬に行きたくなる場所

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三木基司

冬に行きたくなる場所は、温泉です。兵庫県の日本海側、関金温泉　「温清楼」です。いわゆる秘境温泉、秘湯と呼ぶにふさわしい佇まい。
今から30年前、義父は兵庫県、鳥取県等の山陰の温泉に精通しており、毎年　夏のお盆と冬の正月には2泊3日の温泉旅行がありました。
日本有数のラジウム含有量を誇る関金温泉。透明度が高く、透き通っている事から「白金の湯」とも呼ばれています。
関金温泉街は独特の雰囲気を持つ温泉街。静かで昔ながらの建物が多く、ひっそりとしていました。
古い、ちょっとみすぼらしい感じもあるところが風情がある…そんな印象でした。
注目スポットは、2階部屋の廊下からも眺められる混浴の露天風呂。2階廊下から覗くと、すでに一組のカップルが入っていました。わたしは義父と早速その露天風呂に入ることにしました。義父は、先客がいることを知らず入ったので広い湯舟の端っこに遠慮して浸かっていました。
わたしはカップルが入っている事をわかって行ったので、その2人の近くに浸かりました。年齢は40～50歳くらいでしょうか。男性は、よくある風景ですがお盆に日本酒の徳利とおちょこを置いて飲んでいました。女性は背中を向け横を向いていたので顔は見えませんでした。
しばらくすると義父は風呂から上がって行ったので、わたしもついて行きました。
「あんなカップルがおったら、落ち着いて入られへんわ。」とぼやいていましたが、わたしにしてみれば混浴と謳っている以上、お互いそれを覚悟で行かないとなあと思いました。個人的には、もう少し入っていたかったのですが、推測するに女性は、我々がいるので上がるに上がれず、けっこうのぼせていたのではないかと思いす。
関金温泉の秘湯「温清楼」は、その趣ある混浴露天風呂で注目され…テレビやビデオでも取り上げられる…隠れたブームになっていました。私としては、いつかはもう一度と雪に囲まれた秘湯にチャレンジすることを夢見ていたのですが…ネットで調べてみると、すでに閉館しているとのこと。データとしては2005年6月に取材した写真や記事が確認できました。
なぜかとても懐かしく、ただただ閉館が残念で…でも今から思うと30年前から、そんなにお客は多くなく、逆にそれが…寂れた感じが郷愁を誘い、いい雰囲気を醸し出していたので閉館もやむなしかと…でもやっぱり残念。
もう一回行きたかったなぁ。「温清楼」の混浴露天風呂。

溝口豊

冬に行きたい所は、昔はスキーとか行っていましたが、今行くと雪だるまになって骨折してかえって来るかもしれないので、掘りごたつに足を入れてテレビを観ながらみかんを食べて、気が付いたら寝ていて夢のなかでしょうか。

本宮範子

寒いのはかなりニガテです。冬眠したいです。
若い頃はスキーもしましたが、基本春に行くのが好きでした。
なので、冬に行きたい場所そればズバリ。
日本が冬の時は、冬ではない場所に行きたいです。
南の島とか、南半球とか。
暖かければどこでもいい…と言いたいところですが、できれば気温は30℃くらいまでの島に行きたいです。