馬のこだわり

三木基司

そんなにこだわりはありません。ただ最初に教えてもらった則夫理事長、薫さんの指導がいろんなところに影響していると思います。
ここで書けばきりがありませんが…たとえば「手綱」…これは馬のハミとつながっているものだから繊細に扱うよう言われました。
手綱を持って鞭を入れる時は、出来るだけ馬の口に影響を与えないよう手首の返しだけで叩けるよう教えられました。なので本当に強く効かせたい時は、手綱を片手に取って、あいた手で鞭を取り、使うことになります。
手綱は馬との会話をする糸電話のようなものだから、たるまさず、引っ張り過ぎず…繊細に感じるよう言われました。
馬の口に悪影響というと…正反動の速歩です。初心者はうまく正反動で乗れませんから拳が揺れて馬に負担が行きます。いきおい始めの頃は軽速歩ばかりしていました。
軽速歩だと反動が上手く抜けて拳を静定できるからです。
結果、馬を習い始めて今まで馬がつまづいて落馬したことは、あまりありません。皆無と言いたいところですが、つまづいて、そのまま横倒しになることが、稀にあって…その時は、さすがに飛び降りるか、下敷きになった足を抜いて馬から離れるという
事がありました。
会員さんは、つまづいてよく落馬されます。つまづいた時に馬が首を下げるので、手綱を引っ張られて前方に落ちるのです。
そもそもどんなこだわりを持って手綱を持っているのか。わたしからは「ただぼんやりと握っている。」風にしか見えないのです。
私でしたら手綱に持っていかれることはありません。指から手綱がすべっていくだけです。
手綱を必要以上、強く握りしめないことは障害飛越の時も言われました。「踏切をはずし1歩遠くから飛ばれた時は手綱をはなしなさい。」つき遅れたことでバランスは後ろに残り…馬にとっては飛びにくいですが最低限、首を使えるようにしてあげることで、なんとか頑張れる。口を騎手の体重で引っ張られていると、①馬の飛ぶ態勢、フォームがこわれること。②飛ぶたびに口へのストレスを感じていると、嫌になり飛ばなくなる事。などがあげられました。
障害飛越時に手綱を放すかどうかは賛否両論あると思います。
私が最初、憧れていた兵庫県の障害トップライダー澤井孝夫さんと斎藤興治さん。澤井さんは踏切を外すと手綱をはなしていました。斎藤さんは、小柄で、尚且つ身のこなしが軽業師的だったので、遠くから飛ばれても上手くごまかして随伴していました。あの身のこなしだけは、ちょっとまねできませんでした。
そして当時の日本のトップライダー杉谷昌保さん、竹田恒和さん、小畑隆一さん…はそもそも踏切を外すことはなかったので当然つきおくれることはありませんでした。
やっぱりさすがでした。

溝口豊

毛刈りをすることです。
全身ではなく肢の部分だけ、せっかく刈っても直ぐにのびてくるので・・・
肢の毛刈りはあまり時間も掛からず簡単にできます。
肢の乾きもよくなり、もし小さな怪我をしていてもすぐに発見できます。
肢がなかなか乾かず、そのまま馬房に返してしまうといけないので肢の毛刈りを時々行います。

本宮範子

①毎日関わって、できる事はやるということです。
馬の健康管理、日々の観察、運動量や餌のコントロール、当たり前のことですが、生き物なので命に対する責任は、後悔がないようにしたいです。

岩島清志

馬へのこだわりは、無理せず、長期スパンで考えることです。
撮影に関しては、人と同じく、その馬の良い部分を見い出し撮影することです。

菊澤大助

馬のトレーニングに関してはいろいろあるのですが、ひとつ紹介するとしたら「どこまでも付き合う」気持ちでいる点でしょうか。
子育ての時のこだわりも同じでしたが、子供から「もう一回」と言われたらそれが100回目でも付き合うつもりでやっていました。
馬が反抗をはじめていつまでたっても妥協しないとき「今日は半日コースかな?1日コースかな?」くらいの気持ちで受け止めます。
それにより「いつまでやってんだ」「何回目だと思っているんだ」というイライラは一切おきなくなり、むしろ「おお!たった2時間で理解したか!」という穏やかな気持ちでトレーニングできるようになります。
時々薫先生から「今日は長く乗っていましたね」と言われますが、たいていその時は課題に対して馬がなかなか応じなかったときです。

三木翔一朗

「適当」です。
生き物なので決めつけないで色んなパターンがあります。
「自分のやり方はこうだから!!」で貫くこともありますが、「あなたはこの方が良いの? なら合わせますわ。」という考え方が大事かなと思います。
その馬、その騎乗者、その気分、その場所、その時で合った「適度」=「適当」が大事だと思っています。

小出謙介

自分が馬に対してこだわっている事、「常に馬がハッピーで、従順であること」
レッスンに関しては「安全で、わかりやすく、楽しく」人馬のトレーニング(自分も含め)に対しては「妥協せず、焦らず、冷静に」といったところでしょうか。

中尾 麻美

担当馬に関わる上でこだわっている事は「怪我をさせない」です。
慧と明雪は高齢という事もあり怪我をすると治療に時間がかかってしまう可能性があるのと、元々超!元気な馬たちで休馬中&復帰時の運動管理が大変(←こちらが本命)なので絶対に怪我をさせてなるものか、という気持ちで臨んでおります。
藁火は他2頭に比べると肢元が華奢なので、無理はせず調子が悪そうだったらすぐ休むようにしています(笑)

清水綾菜

現在の自身の環境では、出来るこだわりはありません。こだわるとかではなくいかに今の自分でできる範囲の事をして大切にするかです。

長谷川千紘

馬へのこだわりは考え出せば色々出てくるのでしょうが蹄をしっかり乾かしてから厩舎に戻す、ということがパッと出てきました笑
会員様も色々なこだわりがあると思います!こんなこだわりあるよ!という方はぜひ教えてください☺️
あと私は馬具を基本的に青色で揃えています!馬に対してのこだわりでは無いですが、、笑

宮内隆佑

馬のこだわりは適度に休みを作る事です。
長いお休みは難しいですが、1日くらいは馬休日として設けています。
休みの日でも基本的には毎日来ているので、自分がお休みの日は馬もお休みの時が多いです。

内藤久美子

そもそもの基本ですが、馬の表情や挙動に注視することです。
馬もヒトと同じく、感情を持つ生き物ですので、『今何に意識を向けているのか』『何を考えているのか』など、答えが出ないことでも、受け止める気持ちで日々接しています。

大里あかり

現状維持。
私の担当馬3頭中2頭は高齢馬なので、無理をさせず今の状態を保っています。
朝厩舎から出してくる際の歩き方で元気がある日とない日があるのでない日は心配なので体温を図るようにしています。(以前それで39度を超えていたことがあったので。)

瀬合凌大

あまり馬に怒らないように接することを心がけています。

清水美花

馬を調教したことがないので「ない」というか分からないです。でもこだわりは強い方なのでこれから先出てくる可能性は高いです。

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