馬具の違い

三木基司

乗馬を始めた頃、「近代馬術入門」という書籍を読んで勉強していました。1974年頃だったので…かなり古いのですが…たしか当時の西ドイツの著名な馬術家が書いたものを、川口宏一さんが監修されていたものだったと思います。その中で障害鞍と馬場鞍の写真が並列されていたのですが、初心者の私にはその違いがさっぱりわからず…
横に居た父に聞いたところ…これが馬場鞍そしてこちらが障害鞍と見事、正解を即答したので、びっくりしたのを覚えています。
今だったらきっとわかったのではないかと思っています。
本の裏表紙には大障害で優勝した山縣真紀子とコリブリの雄姿がありました。大きな障害を着地しながらも次の障害を見据える山縣さんの闘争心に感動しました。コリブリはお尻も尻尾も高く上に上がっており、そのコリブリに随伴する山縣さんはとてもかっこよかったです。

溝口豊

馬具の違い、年々進歩しています。
1年2年では、あまり変わりはありませんが、5年10年となると変わってきます。
特に鞍や皮長靴の変化は、乗りやすさや使いやすかが追及されてよくなってきています。

本宮範子

まず、靴やチャップス。
革やデザインで全然乗り心地が違います。
長靴が一番ですが、チャップス&ショートブーツでも革の質が重要です。安いものは全然長持ちしません。
キュロット。
最近どんどん良いのができていて、座りやすくつきやすくなっているキュロットをはくと、やみつきになります(笑)
そして鞍・・・
たぶん、これは書き出すと止まらないヤツです。
今回はこんなところにしておきます。

岩島清志

馬具は最近扱っていないので、カメラの違いについて語ります。
ちょっと良さそうなカメラと言えば一眼レフカメラだったのですが、最近はミラーレスカメラに世の中はシフトしています。
昔、フィルムからデジタルに変わった時ほど衝撃的ではないのですが、ほとんどのメーカーがミラーレスにシフトしています。
両者の違いは、ファインダーを覗く分かるのですが、レンズを通った光が直接見えるのが一眼レフカメラ。ファインダーの中に液晶画面で見るのがミラーレスです。一眼レフのレフというのは反射板(ミラー)のことを指して、この反射板を無くしたからミラーレスなんです。レフレスでも良い気がしますね。
私がミラーレスを使う最大の理由は、シャッター音なんです。一眼レフは中のミラー作動音がかなり響くので、インドアや馬の傍では使いづらいです。特に連写は機関銃みたいに響きます。
昨今、スポーツ撮影では一眼レフがタブーになってきていると聞きます。シャッター音がアスリートの妨げになるので、制限されるスポーツもあるようです。例えば、音を頼りにするパラスポーツや集中力が重要なスポーツですね。
以前、東京オリンピックの馬術を撮影された中西さんというプロスポーツカメラマンが言われていたのですが、東京オリンピックでも障害の近くに置くリモート撮影ではミラーレスは制限がないそうですが、一眼レフだと1つの障害に1台と制限されていたそうです。
私が昔、パラ馬術に関わっていたときに、数人の取材カメラマンが一斉にシャッターを切ったために馬が驚いたシーンを見たことがあります。
一眼レフ独特のシャッター音は好きなんですが、アスリートの妨げになっては本末転倒なので、ミラーレスにしているわけです。
これから競技撮影をしたい方は、ミラーレスをお勧めします。
逆にポートレートのようなジャンルは、シャッターー音でモデルに合図が送れるので音が大きい方が良いということもあります。

菊澤大助

馬具の違い?!
くくりが大きすぎてめまいがしますが、頑張って答えましょう!
皆様「ロープホルター」ってきいたことがありますか?
アメリカの馬の初期調教を掘り下げて研究している人たちが特によく使用しているホルター(無口頭絡)です。
明石乗馬協会で一般的に使用している帯になっているタイプのホルターと違いある程度細い(直径9㎜程度?)ロープで編まれたホルターです。
さて、なぜこのロープホルターが初期調教でよく使われるのか?
最大の理由は帯(ベルト)式のホルターでは馬のうなじや鼻などへのプレッシャーが優しすぎて逆に我慢を教える結果になりやすいからです。
リードロープを使ってホルターにかけられた馬を引いた時馬が歩くのを拒否した経験は誰にでもあると思いますが、その時に歩かないからとリードを緩めてしまうと、ひかれたことに耐えた(反抗した)のを褒めたのと同じことになってしまいます。
一旦リードを引いて「進め」の命令を出した以上、進まない限りプレッシャーを落としてはいけないのですが、普通のホルターだと結構馬が耐えますよね?
ロープホルターだと面ではなく線で馬のうなじに作用するのでちょうど足のかかとで圧迫されるよりも拍車で圧迫されたようにプレッシャーがはっきりとそして強く伝わります。
私も初期調教にはロープホルターを使用していますが、いったん馬が理解すると拍車がなくても馬には乗れるように普通のホルターでも十分になります。
誰ですか?ペガサスがまだ十分ではないのに普通のホルターになってると言った人は!
写真のロープホルターが私のおすすめタイプ 特徴はロープがある程度硬くてしっかりと形が付いていることと鼻の両脇に結び目があり前に出ようとする馬を抑えるのに効果的なところです。

三木翔一朗

乗るのに大事な足元。
チャップスと長靴と会員様も様々ですが、フィット感と足首の固定感は長靴が一番です。
そうは言いながら私はショートブーツを愛用していますが理由として毎日乗るので消耗品。なので痛むのが早いため少しでも安くするために使っています。
お金を気にしなくていいのであれば長靴が欲しいところですが・・・残念!
ですが安いものは乗りにくいので、そこそこ良いショートブーツとオーダーメイドのチャップスを愛用しているので金額的には長靴より少し安いくらいです。
安物は質も悪いので乗りにくいです。
乗るのに直結する足元と鞍は妥協しないことをお勧めします。
市販の物でぴったりの物があれば良いですが、そうでなければオーダーメイドをしてでも自分にピッタリとした物を使いましょう。
良いものを使うだけで鐙の踏み方。脚力。バランスの安定感が全く違います。
安くて質の悪い物でも乗ることは可能ですが、パフォーマンスは格段に下がります。
パフォーマンスのために道具でカバーできることはお金を使ってでも手に入れる価値は十分にありますので、
悩まれている方は良い長靴を購入することをお勧めします!!

小出謙介

乗馬で使用される「鞍」には様々な種類があります。ブリティッシュスタイルの鞍を例に挙げただけでも「障害鞍」「馬場鞍」「総合鞍」の3種類があります。それぞれ特徴があり、障害鞍であれば馬が障害を飛越する際に、馬の背中が傾斜するのについて行きやすい(鞍上で動きやすい)ように全体的にやや平べったい形状をしています。それに対して馬場鞍は前僑と後僑が高く鞍壺(座るところ)が深くなっていて座りやすい(馬にはまりやすい)形状をしています。その分、騎乗者も脚扶助が使いやすくなっています。そして最後に総合鞍、実は総合馬術に使用する鞍ではありません。総合馬術の選手たちは皆、馬場馬術するときは馬場鞍を使用しますし、クロスカントリーや障害馬術をするときは障害鞍を使用します。なので総合鞍は障害と馬場が出来る鞍ではありませんのでお間違いなく…。

中尾 麻美

この夏、初めて夏用キュロットを買いました。
これまでは夏用や冬用を意識せず気に入ったものを通年履いていたのですが、あまりの暑さに購入するに至った次第です。
結果かなり良い!です。
EURO-STARのAirFlowという商品なのですが、生地が薄く良く伸び貼りつかないので汗をかいていても脱ぎ履きしやすい!
膝から下がメッシュになっているので通気性が良い!そして早く乾く!!
毎日暑いので、色違いをもう1着買おうかと思っているほどです。

清水綾菜

布手綱より革手綱の方が好きです。布手綱、痛いです。ゴム手綱も、痛いです‪( •̥ ˍ •̥ )‬
ただ、手入れは簡単!悩ましいところですね。。。

長谷川千紘

馬具の違い、凄く些細な事なのですが手入れをする時に使う道具の「てっぴ」の爪の部分の長さがものによってかなり違うのは皆さん日頃から使っている道具なのでよくご存知だとは思うのですが…
私はこのてっぴの爪の部分が極端に短いてっぴを使うのがすごく苦手です。
特に蹄叉は溝が深いのでてっぴを使用する際はかならず爪の部分が長いものを使用するようにしています!笑
お手入れの際は砂やボロが蹄に残らないよう綺麗にしてあげてください♪

宮内隆佑

私の場合、鐙は乗りやすい物と乗りにくい物がはっきりと分かれます。
滑り止めのグリップが強い鐙や重たい鐙は乗りづらさを感じます。
なるべく鐙は軽い物の方が私の場合は自由に動かせるので好みです。
乗り手のバランスによって鐙は合うものと合わないものが分かれるので騎乗中の足の形や動きに悩みがある方は変えてみるのもいいかも知れません。

内藤久美子

難しいお題が…💧
ある種の好き嫌いでもあるのですが、私のこだわりは手綱です。
馬によっても異なりますが、布の編み込み手綱(革のピッチ付)はどうしても滑りやすく、細かく持ち直すのが難しい気がします。
ピッチのない、ブツブツの滑り止めがついたゴム手綱(ショウの使っている物)が握っていてとても滑りにくく、個人的には好きです。

大里あかり

私は鞭にかなりこだわりを持ています。
中江物産のフレック・コンタクトの鞭を愛用しています。
私が乗馬を始めた時からこのメーカーを使っているのですが、何といっても使いやすい!! とてもよくしなるので馬のお尻にあたりやすいです。持ち手もグリップの部分も滑り止めになっているので軽く握っていてもずれにくいです。是非、一度買ってみて
ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめ情報

  • インスタグラム

    明石乗馬協会では、毎日インスタグラムに写真または動画を掲載しています。 フォロ…

ページ上部へ戻る