2022年9月5日全日本ジュニア障害飛越選手権2022

先月行われた「全日本ジュニア障害飛越選手権2022」に参加してきました。今回は全日本なので通常の競技会とは異なり、出場選手はオーナーの奈々緒ちゃんのみでした。

全日本ジュニア選手権は、前回の全日本障害partⅡと同じで初日と二日目の予選で成績が上位から60%以内の選手が最終日の決勝に進める形式で行われます。オーナーの奈々緒ちゃんは、この舞台に立つことを目標に、4年前にバリーナをパートナーに障害を始めてクロス障害~100㎝クラスを3年かけてクラスアップしてきました。

そして今年から新たなパートナー「スカイ」と中障害Dクラスに出場し始め必死の思いでジュニア選手権出場の切符を手にしました。奈々緒ちゃんがマイホースを持ち始めてから私がずっと担当させてもらっていて、4年前にバリーナで丸馬場で駈歩が出来ずに泣いてたことを昨日の事のように覚えています。そして今回、晴れてこの大舞台に立っている奈々緒ちゃんを見て胸にこみ上げてくる物を感じました。

それは奈々緒ちゃんの努力だけではなく、毎回朝早くから、夜遅くまで二人三脚で頑張ってきたお母様も同じ思いだったと思います。さて、競技の方は初日から出場選手全員最終日の決勝進出目指して、エンジン全開で飛ばしてきます。とりわけジュニア選手権では、怖い物知らずなのでめちゃくちゃ走ってきます。奈々緒ちゃんとスカイは減点0で初日70頭中44位でした。目標としている決勝進出にはちょっと微妙な位置なので、二日目は成績が下位の選手が少しでも順位を上げるべく勝負をかけてくるので奈々緒ちゃんとスカイは、現状維持を狙ってあまり慎重になりすぎずしっかりと馬を
動かして乗る事を目標にしました。内容は非常に良かったものの、結果は58位、決勝進出にはわずかな希望が残されていて、発表を待っている間気が気じゃない時間を過ごしました…。そして決勝進出者の発表があり、奈々緒ちゃんとスカイは結局トータルの成績51位で決勝進出出来ました。

その時は私も、奈々緒ちゃんも、お母様も、付き添いの美宇ちゃんも全員で飛び上がって大喜び!!

4年間目標にし続けた全日本ジュニアのファイナリストに残れただけでも感無量でした。

そして迎えた最終日の決勝では、障害物の高さやコースの難易度も上がりさすが全日本!と思うコースでした。しかしそこは1年間各地の競技で戦って残ってきた人馬だけあって、出場選手の多くが減点0走行で、18名でのジャンプオフになりました。奈々緒ちゃんは今まで経験したことのない

コースの難易度と会場の雰囲気に飲まれてしまい実力を出し切る事は出来ませんでしたが、そこはスーパーホースのスカイが助けてくれて1落下とタイムオーバーで減点5でジャンプオフに残れず、結局35位でフィニッシュとなりました。しかし、初出場であの独特の雰囲気の中で走行したことは奈々緒ちゃんにとって今後に繋がる貴重な経験になったと思います。来年のジュニア選手権では、今回の借りを返すべく奈々緒ちゃんと練習していきます!

応援して頂いた会員の皆様、スタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして今回の素晴らしい写真を撮ってくださった美宇ちゃん、岩島さん、ありがとうございました。

写真は4年前の奈々緒ちゃん~今回の奈々緒ちゃんまで載せてみました。たった4年ですが、凄い成長ぶりです!

   

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